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想定の範囲内

パキスタンで大地震が起きて、悲惨な状況になっている。
建物構造が根本的に弱い事も被害を拡大させているようだ。
現時点の情報では3万人の死者と出ていた。
昨今の異常気象による被害も含めて
自然の力の前では無力だと痛感する。
「東京に大地震が来る」というのは
私が小学生の頃からよく耳にした。
○月に必ず来る!などという予言も
しょっちゅうで、そのたびにドキドキしていた。
他にも富士山が噴火する
日本沈没
ノストラダムスの大予言
など様々な情報に翻弄された感がある。
が、すべて起こらず忘れてきた。
10年前に阪神大震災のニュースを見て
我が目を疑い身震いがした。
本当に来るのだ…あり得るのだ。
その後も全国各地で起こる災害に都度身構えした。
だが、結局「喉もと過ぎれば」になっている。
もちろん子供の時のように
毎日そのことばかり考え恐れているだけでは
どうしようもないが、いざという時の覚悟を
しておかねばならない。
家族はどこに集まるのか
社員はどうすれば良いのか
お客様への対応は
恥ずかしながら何も確立できていない。
今、まさに大地震が起きたら
自分はどういう行動をするのか
シュミレーションすらできない。
私は「突発事項」に弱い。
とっさの判断が鈍い。
日々の暮らしの中でも
想定外のことが起きたあとは
ああすべきだった
こうすべきだったと
反省しきり。
ただ、必ずそれに対する復習をするので
次に同じような事が起きると
適正に対処できる。
大地震も「突発事項」ではあるが
もう「想定外」のことではない。
自分なりの覚悟を決めておかねばならない。