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計る

今日は木造2階建て新築工事の入札があった。
午前中にもう一度、見積書の中を精査して提出。
まったく本日とは別件のことだが
以前同様の規模の入札で
施主の希望額4千万円の情報がありながら
5千万円の金額で提出した物件があった。
その時は他の2社も同様の線だった。
正直この規模の建物で、
こんなに大きな金額差が出ると
VE(ヴァリューエンジニアリング)や
CD(コストダウン)といった程度の調整では
まずご希望金額には至らない。
逆に合わせるまで落としたら、
計画と全く違う物になってしまう。
結局入札の蓋が開いて、
希望金額との差に
面食らって不信感を抱いて
計画自体が流れてしまった。
図面が出来ているのに形にならずに終わる。
とても残念でならない。
以前ある設計者の方から聴いた話。
「設計という言葉には、
 計るという文字が入っているだろう。
 これは計画を進めていく過程で常に
 計算をして、施主の希望金額を考慮して
 これは出来る、これは無理と
 希望と現実のバランスをとることなんだ。
 コスト意識が欠如してたら設計とは言わない。
 ただのお絵かきだ。」
いろんな考え方捉え方があると思う。
私はその時なるほどと感銘した。
キッチリ計らないと皆が不幸になる。


キッチリ計らないと皆が不幸になる!
でもぼくたちの所では、計れない事務所おおすぎです
ただ施工者に入札させて値段の切り合いをさせるのが
コストダウンだとおもっている先生ばかり
先生だから人の言うことは聞きゃしないし困った人達です