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用足しどころじゃない

今日は設備業者と得意先2件の便器取替に廻る。
便器取替は、事前調査が大切である。
現在の排水管の立上り位置、給水取出しの位置
コンセントの有無、室全体のスペース。
更に最新便器は機種によって水圧まで
調べなければならない。
実際に水圧が足りなくて、機能を発揮できなかった
ケースも設備業者から聞いたことがある。
今の便器は只者ではない。
前に立てば蓋が自動で開き
用が終われば自動で洗浄し
おまけに今日取付ける便器は
中にほのかな青い光が灯るそうだ。
トイレという空間は
昔はタダの便所。
用が足せればそれでよかった。
隅っこに追いやり、極力場所をとらず
孤独な空間作りが当たり前だった。
今はそれでは駄目。
住宅においても快適に過ごせる空間創りが重要。
ましてや店舗においては、売上にまで影響がある。
どんなに雰囲気のよい店でも、トイレでしらける。
トイレは一番現実に戻りやすい空間だそうだ。
ホステスさんのいるクラブでは(あまりご縁がないが・・・)
トイレから出てくると、おしぼりを持って待っている。
既に手は洗って拭き終っているのに。
あれは結果として現実に戻りかけたお客の意識を
また楽しい世界に戻す意味があるようだ。
なるほど・・・。
また女性にとっては店選びなどの重要ポイントで
あることも間違いない。
「かわいい」「落ち着く」「豪華」など様々なかたちで
女性の心を捉える工夫が必要だ。
用足しどころじゃない。
恐るべしトイレの力なのだ。