ここだ！･･･で見えなくなる

昨日は予定の通り雨漏りチェック＆修理に回った。
そのうち２件を、尊敬する板金屋おやじに同行してもらった。
一昨日原因が明らかになっている川越。
更なるチェックと出来得る限りの修理を。
いつもながらに板金屋おやじの姿勢には感動する。
この雨漏りは自分の責任範囲で起きたということが
わかった時からの対応が素晴らしい。
もちろん雨漏りが起きたことは０点だが
その後の彼の対応は満点だといつも思う。
そして、自分の責任範囲ではないことでも
真剣に原因究明の手伝いをしてくれてありがたい。
２件目の東松山は長い間いろいろな処置を
施しているにも関わらず止まっていない。
板金屋さんの仕事はからんでないので無関係なのだが
違った視点で見てほしかった。
「ここがこうでああで･･･だからここを処置して･･･」
と今までの経緯を説明。
自分は何度か来ているうちに、
原因はだいたいこの範囲しかありえない、という
ふうにいつの間にか頭の中で固まっている。
自然と説明もその方向へ進む。
「うーん。そうかなあ。ここからは考えづらいねえ」
「でも、どう見てもここしかないよ。」やっぱり決め付ける私。
「そこの小さな電気のボックス怪しくないか？」
「うっ･･･」
今までその存在が全く見えなかった。
そう「ここだ！」と決め付けた瞬間に他の事が見えなくなる。
何度もそんな経験をしているのに、学習していない。
確かに怪しく、内部の天井裏を除いて確認すると
雨漏り経路として理屈が通る状況だ。ほぼ間違いない。
「おやじーありがとう！きっと大丈夫だ。絶対にここだよ！」
「うーん。可能性は高いけど、
　　　　　まだ他にも見えてない原因があるかもしれねえぞ･･･
　　　　　絶対なんて決め付けるのはまだ早い。」
･･･甘い。また、すべてが見えなくなるところだった。