外装 雨漏り診断~修理(防水工事):施工事例4

1. 概要

今まで様々な工事を複数の業者に依頼するも、ビルオーナーのご意向に沿うことなく、満足のいかない結果ばかりとのこと。

工事区分 外装 雨漏り診断~修理(防水工事)
所在地 中野区 Sビル
完成 1993年(平成5年)
構造 鉄骨造4階建て
規模 延べ189m2 専用住宅ビル

2. 相談内容

「不満」

外壁や屋上の修繕は定期的に行っていたが、都度納得のできる状況には至らない。
特に雨漏りは長い間悩まされているが未だ解決せず、昨今の大雨・強雨のたびに憂鬱な気分に。

3. 所見

雨漏り解決に最も重要なのは、まず「雨漏りの原因を究明する」ことです。
どこから雨水が浸入し、雨漏り具象に至るのか、それを散水調査によって再現するのが最善の処方です。
雨漏り診断なくして、雨漏り解決はあり得ません。
先ずは下見の『予備診断』、目視・触診による『一次診断』、それを踏まえた散水調査『二次診断』の実施。それによって、防水の仕様が決まります。

4. 処方

(1)散水調査

雨水浸入位置となる可能性が高いところから散水調査。
雨漏りの原因は一か所とは限りません。
この案件は、散水調査で雨水浸出の再現がなされ、その部位を仮処置したにもかかわらず、降雨により同じ位置から雨水浸出しました。
このような事例は『複数浸入雨漏り』といって、雨漏りの基本形の一つです。

(2)防水工事

原因が究明できれば、あとは適正な材料と、雨を止める意識の高い職人で解決するだけです。

5. 効用

満足

雨漏り原因を究明する→その原因を断つ→雨漏り解決、というシンプルな流れをご理解くださり、雨のたびに頭を悩ませていた荷物が片付きました。
それによって、他のことに目を向けられる余裕も生まれ、今まで気にかかりながら保留にしていた、暖房や照明など、室内のご不便も解決に向けて動き出しました。

安心

すっかり安堵の表情に変わられました。

建物の最も基本的な機能は『雨をしのぐこと』
それを果たせないことは、建物にもビルオーナーの心にも悪影響を及ぼす・・・
そんなことを強く感じた案件でした。

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