新型コロナウイルスによる建築商材への影響

中華人民共和国全土に拡大している『新型コロナウイルス』により、皆様の生活や執務に関するあらゆる商材に影響が出始めています。
春節期間の延長に加え、現地各メーカーの現地生産拠点も、行政指導により操業停止を余儀なくされているためです。

2月13日に仕入れ先から第一報が届き、TOTO・リクシル・パナソニック各社の商材に、「納期遅延」「欠品」などの影響が生じる可能性があるとのことでした。
そこから4日後の2月17日には、更に事態は悪化し、現在は商材提供ができない為、「受注不可」へと陥っています。
便器、ウオシュレット、ユニットバス、キッチン、建具、手摺、更に他メーカーのダイキンエアコン、ノーリツ給湯器等々、即納品ができて当たり前の商材納品が、すべて不透明な状態になってしまったのです。
弊社のお客様にもご注文の便器が提供できず、現在のところ「いつになるかわからない」としか言えない状態になっています。
こちらのお客様は、現在の便器が使用できない状態ではないのでまだ救われますが、故障や破損などの緊急を要するトラブルにも、即座の対応はいたしかねる状況です。
無力ですが、新型コロナウイルスの収束を祈るばかりで何も対処ができません。

メーカー、商社、問屋、販売店、そして私たち施工業者は、皆「売る物がない・提供できる商材がない・ご要望を叶える工事ができない」状況へと突入しています。
まったく先が読めない状態に陥っています。

こんなことに屈するわけにはいかない。
前を向くしかありませんね。
乗り越えられない壁はないと信じて。

2020年2月21日(金)